香港でマルチリンガル育児→改め完全帰国Life

海外経験から完全帰国した3児母マリーの日記


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地獄のつわり体験記と対策「重度の妊娠悪阻でも乗り切れたもの」海外で妊娠出産

香港での地獄のつわり

私の人生でも結構強烈な体験の一つが「つわり」です。これを海外で二回乗り越えたので、辛い最中の人がいたら、すごく寄り添ってあげたいと思っています。自分が経験して乗り越えた方法をずっとまとめたいなと思っていました。

もし、すごく辛いつわりの最中の方がいたら、いつでも相談にのります。

ガチ記事でいきたいと思います笑

つわりを二回とも経験

私は2回の妊娠で、2回とも辛いつわりがありました。第一子の娘の時は特に酷くて、この世の終わりだと思うくらい地獄でした。本当に「生き地獄」と思ったくらい辛くて重い悪阻でした。つわりが開けるまで香港にいたので、海外で乗り切った悪阻の方法を紹介したいと思います。

誰か、悪阻で苦しんでいる人に届きますように。少しでも楽になる方法が見つかりますように。つわりの時に喉を通ったものや、私が乗り切る為に(生きる為に)紹介します。

私が経験したつわりの重さ

私の1度目のつわりの重さは、恐らく重度だったと思います。一度道で倒れましたが、香港にいたのでつわりを軽減する点滴もできませんでした。野良妊婦のつわり持ちで散々でした。水を1日に300ccもとれていなかったし、尿も一日一回くらい。今思うと、本当に恐ろしい。それがヤバイと思う余裕もなく、ただただ吐き気と戦っていました。お腹に「なんでこんなに苦しめるの」と何度も聞いたくらい。母に泣きながら「子供がお腹にいて嬉しいはずなのに、悪いものがいる気がする・・・」と嘆いたほど。母に「そんなこと言わないの」と悲しまれたけれど、それくらい孤独にたった独りで闘ったつわりは辛かったです。

第一子の時の初めてのつわりは「二度と味覚が戻ることがないのではないか」「二度と食事を楽しめることはない人生なのではないか」と毎日思っていました。

味覚に関していえば、完璧に戻るので大丈夫です。

吐きづわり

第一子の娘の時は一切の食べづわりはなく、吐きづわりでした。(息子で数週間食べづわりを経験したので、少しだけ食べづわりの辛さもわかる)

水もまずく感じ、一口飲むのもやっとでした。わかっていても飲めない。なんでこんなに水が喉を通らないのか、本当に頭を悩ませました。寝そべる横にペットボトルを置いて何故この液体がまずいのか、ずっと眺めていました。

少しでも摂取しようと、ポカリも試しましたが、口に含むだけで気持ちが悪くてどうしてこんなに喉を通らないのか、ポカリもずっと眺めて睨んでいました。

締めつけられる苦痛

洋服を身にまとうことで吐き気がしました。人間が服を着る、こんな当たり前のことが苦痛だったんです。パンツの締めつけも無理でした。Lサイズのリラコを最大限に伸ばしたものや、祖母がくれた簡単服という全く圧力のかからないワンピースを着てしのいでいました。キツくもないパンツを穿いて吐き気がしたんですよ。何にも締めつけられたくありませんでした。

肌全部が過敏になり、横たわるのが精一杯で、夫に触られるのも吐き気がしました。ただ触れられただけでも、それが肌を圧迫している訳で、吐き気がするんです。

匂いづわり 

ご飯の匂いが苦手になる等はあると思いますが、私は嗅覚が犬並みになっていました。自分が臭くなるんです。お風呂に入っていてもです。自分を臭いと思うことになるくらい、嗅覚が鋭くなりました。シャンプーが無理になる人もいると思いますが、そもそも栄養を取っていないので、シャワーを長時間浴びることができません。それでも、必死に頭皮を洗います。だけど、すぐに自分を臭く感じてしまう。頭皮の匂いを感じてしまう。そして吐いていました。歯磨きも常にしていないとダメで、1日に何度もしていました。

夫が帰宅しても匂いで吐く、夫が心配して椅子に座る私の前に跪き話しかけてくれた瞬間に気持ち悪い!トイレ〜!みたいな笑 ベッドが一つしかなくて、夫は当たり前に隣にいますが、もう臭くて気持ち悪くて散々でした。枕も嫌ですが、お風呂に入ったとはいえ、体臭が無理で夫の間に枕を隔てて寝ていました。ニンニクを使った料理を食べること、お酒を飲むことをしばらく控えてもらっていました。

よだれづわり

水も飲めなければ、自分のよだれものめません。普通、人間は唾液が出ているのは当たり前だと思いますが、いつもそれはどう処理しているんだ?と疑問に思うほど、よだれの行き場がなくなります。また、それはのむことができないので、吐き出すしかありませんでした。

家に入ればなんとかなりますが、検診の日はトイレットペーパー1ロールとゴミ袋持参でした。

写真づわり

食べ物の写真を見るだけで吐きます。この時期はフェイスブックも見ることができませんでした。何故なら、みんな美味しそうな料理をアップしまくっているからです。つわり中の私は、それが美味しそうには見えません。お寿司だろうが揚げ物だろうがビュッフェだろうが、何で皆こんな食料を口にしているのか、その人たちが邪悪に見える程、それを口にすることが信じられませんでした。もちろん私が正常でないのはわかっています。ただ、写真を見るだけで吐いてしまうんです。だから、フェイスブックは見ないようにしていました。特に好物の「山芋」が私はNGになってしまい、頭で山芋を想像するだけで、何度も吐いていました。

つわりの時に食べられたもの 

いくらそれくらいの吐きづわりとはいえ、摂取しないと死にますから何か食べられるものを探します。そこで私が食べられた貴重な食品たちです。

りんご

つわりが始まったばかりの頃、夫が上海出張が入ってしまいました。その時に何故かイオンで日本産のカットりんごが袋に入ったものが売られていたんです!これが食べられました。1日に3切れ食べて、とても貴重な栄養源となりました。りんごは吐き気がしませんし、妊娠前は好きではなく好んで食べませんでしたが、つわり中はヒットでした。

かにぱん

当時は無印にコアラパンが売っていて、同じ味のするコアラパンを食べていました。

三立製菓 かにぱん 2マイ×9個

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梅干し純

小さい頃から吐き気がすると梅を食べていました。この甘くない梅干しそのものの味がする「梅干し純」は神商品です。

梅ぼし純 24粒【4個セット】

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コーンフレーク

これはお友達が何気なくお子さんに朝食に食べさせていると聞いて、つわりの私に「それはいい!」と食べました。私はフルーツグラノーラが好きだったのですが、子供が食べることを対象にしている製品が多いので栄養が豊富です。牛乳や豆乳で食べると栄養たっぷり摂取できます。私は牛乳が苦手なので、豆乳で食べていました。 

ボールガム

これも隠れ助っ人。ボールガムを噛んでいると、よだれづわりも紛れました。糖分も入っているので、少量でもエネルギーを得ることができます。 ガムボールも本当にオススメ。無印良品の「優しい昔菓子 ボールガム」を常備していました。

つわりの時に飲めたもの 

豆乳

元から豆乳が大好きなのですが、吐きづわりの際も喉を通りやすかったです。もしかしたら、独特のとろみ?が喉を通りやすいのかな。きっと牛乳が飲める方は牛乳も喉を通りやすいと思います。

第二子のつわりの時に長女のプレイグループに申し込んでしまい、午前中だけは持たせなければ!と毎日豆乳をコップ一杯飲んで参戦していました。豆乳があったから、私はぶっ倒れずに午前中子連れで乗り切れたと本気で思っています。

マルサン 調製豆乳 カロリー45%オフ 1L×6本

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炭酸

妊娠後期にゲップがたくさん出るときは、炭酸を飲みながら食事をとっていました。本当にすごい量を飲んでいたな〜

つわりグッズ 

気休めにしかならないけれど 

つわりが酷いことを友人に相談したら、オススメされました。これがなくても、吐き気のツボを調べて押したりはしましたが、私には正直気休めにしかなりませんでした。 

香港でのつわり(海外)

香港在住の方には朗報ですが、香港ではつわりが酷いと薬を処方してもらえます!

私も一度行ったクリニックで処方してもらいました。公立病院では処方してもらえません「クリニックに行って」と言われます。そういう対処は公立病院の範疇ではありません。

どんな薬を処方されるか?

あまりにも酷いとただの相談の範囲で伝えたら、妊娠初期でも薬が処方されました。もちろん「胎児への影響はない」とのことでした。私としても驚いたのですが、当たり前のように処方してくれました。帰宅して調べてみると、海外ではつわりで薬を処方してもらうことは珍しくないようでした。

また、薬の名前で検索すると種類としては乗り物酔いの薬でした。

※市販の薬は飲まないでください。あえて名前は載せません。

飲んだらつわりはどうなったか?

その時ちょうど日本から香港へ親戚が遊びに来る予定でした。こんなつわりじゃ全く会うことはできない!と思い、薬を飲みました。

そうすると、確かに吐きませんでした。そして、観光もなんとかできました。ご飯も久しぶりに美味しいと思い食べられました。心身共にボロッボロでしたが、薬のおかげで人間的な生活をできたという感じ。

完全にすっきりするわけではないですが、吐かないだけでもかなり身体が楽でした。

薬は余りましたが、遊びに来た日だけ飲んで、その後はどんなに吐こうともう服用はしませんでした。

こういうところ、本当に日本人ぽいかもしれませんね。

もし、本当に心身に不調をきたすほどのつわりだったり、どうしても大事な用事がある時は香港の方はクリニックへ行って処方してもらうといいと思います。

気の紛らわし方

テレビ電話

つわり中、夫が仕事に行っている間は、ひたすら孤独でつわりに耐えていました。日本の実家にしょっちゅうテレビ電話をしていました。

ベッドに横になり、スマホは固定し、涙を流しながら「つらい。つらい。」とひたすら言っているだけ。

その時は、祖母がとても親身になってくれました。祖母が泣きながら「吐いても食べる。吐いても食べる。そうすれば、少しは胃に残るから・・・(ToT)涙」と必死になって励ましてくれました。祖母も酷いつわりがあったので、私の気持ちをよくわかってくれました。

一方母は、全くつわりを経験しなかったそうで、この苦しみを一切わかってくれず、泣く祖母の横で半笑いを浮かべて写っていて、かなり腹立たしかったです笑

You Tube・ツイキャス

味覚が一生戻らないのではないか、一生食事が楽しめないのではないか、そんな恐怖の中、食への執着心が物凄くなりました。食べ物が食べられない、見たくもない、そうなんだけど「食事をしたい」「食べ物を食べられて羨ましい」という気持ちから、You Tubeでひたすら人が食事をする画像を見ていました笑

わかりますか?わかりますよね?つわり中の方。

つわりが終わったら、これを食べるんだ、あれを食べるんだ、ってことをモチベーションにしていました。

 

こんな感じが私のつわり体験記です。

また思い出したら付け足します。それから、私でよければつわり中励ましますよ。