香港のローカル幼稚園の「時間割り」と「授業内容」|丸4ヶ月行って見た経過
2018年9月に2歳10ヶ月で香港のローカル幼稚園に入園した娘の経過です。
- 入園当時の娘のスペック
- 香港のローカル幼稚園の授業内容
- 香港のローカル幼稚園の教材
- ローカル幼稚園の宿題内容
- 入園4ヶ月後現在の変化
- 文字の理解度
- 生活面の進歩
- 幼稚園の影響だと思うこと
- 香港のローカル幼稚園に通わせてみて
入園当時の娘のスペック
言語の発達状況
生活環境では家では日本語のみ。テレビも日本語のみ。夫が中国語が堪能で、私は英語を話すが、日常的に耳にすると言うくらい聞いているとは自信を持って言えない。しかし、日本で暮らしているよりは、多言語に触れ合ってはいると思う。
- 日本語:3語文、要求、比較、比喩等(月齢半年以上上の子とも大差無)
- 英語:数字、色、動物いくつか、他単語少々(家での英語の語りかけ等の教育無)
- 中国語:ゼロ
- 広東語:ゼロ
生活面の発達状況
- トイレトレ:×
- 服の着替え:×
- 椅子に座る:△(状況の判断は可だが心配だった)
- 順番待ち:△(状況の判断は可だが飽き易い)
- 落ち着き:△(飛び出したりはしないが、大人しい方ではない)
香港のローカル幼稚園の授業内容
幼稚園内の使用言語
英語、中国語のネイティブスピーカー授業がそれぞれある。広東語での授業は無いが、指示のフォローで当然のごとく出てくる。
■タイムテーブル
- 8:45-9:00 Breakfast
- 9:00-9:10 Morning Exercise
- 9:10-9:30 Theme
- 9:30-9:50 Small Group Activities
- 9:50-10:10 Small Group Activities
- 10:10-10:30 Toilet/Snack Time
- 10:30-10:50 English
- 10:50-11:10 Putonghua
- 11:10-11:30 Free Choice Activities/ P.E. Activities
- 11:30-11:50 Music Movement
- 11:50-12:00 Conclusion of the day & Dismissal
チャイムが鳴って、次の行動に移っていると娘が話していた。
香港のローカル幼稚園の教材
英語の教材
- OXFORD Get Set, Go! PHONICS1
- OXFORD Story Tree
普通話の教材
- 来説普通話 幼上
- 生活学習套 幼児班
他に工作、Mathematics、幼稚園独自の教材がいくつかある。
ローカル幼稚園の宿題内容
- 直線を引く
- 仲間分け
- 数を数える
- 間違い探し
- シール貼り
幼稚園で習ってきたものを、家で簡単に復習する感じ。 とても簡単で一瞬で終わってしまうので、娘には物足りない様子。「今日の宿題はー?」と楽しそうにやる。が、一瞬で終わってしまう苦笑
入園4ヶ月後現在の変化
全てが幼稚園の影響ではなく、月齢の標準発達でもあると思うが、香港の幼稚園は躾に厳しい面があるので鍛えられた感は大あり。
言葉の理解度
- 日本語:家庭では変わらず日本語を使用
- 英語:理解しているとのこと Is it big? Is it short? Are you Mama?等、喋ることがある
- 中国語:本人が大好き 理解が早いからどんどん家でフォローしてとのこと
- 広東語:「大」をda(4声)で読んだり「ダーイ」と広東語でも言う
日本語は、以前は注意した時に細かく説明しても、頭で理解してる?していないかもなぁ〜と思うこともあったが、現在は細かく説明したことをきちんと理解しているのが見受けられる。中国語と広東語がそれぞれ違う言語と言う認識をしている。(すごいと思う!)中国語、広東語で1~10まで数字が言える。英語のABCの歌は1歳の時に覚える。
授業外で先生が広東語フォローもしてくれているので、広東語も理解しつつある。私たちの理想が、広東語も日常会話は習得してもらいたいのでGood。
文字の理解度
- ひらがな:きとさ等間違えることがあるが読める(1歳から)
- カタカナ:× そろそろ教えたい
- 漢字:幼稚園で覚えさせられているのでたくさん覚えてきた
- ABC:読める(1歳から)
生活面の進歩
- トイレトレ:×→○
- 服の着替え:×→○
- 椅子に座る:△→○(特に厳しく指導される)
- 順番待ち:△→○(これも絶対的にやる)
- 落ち着き:△→△
椅子に座る、整列は入園後初日からさせられていた。2歳児がいるK1(年少)の整列には驚き!ただ、みんなちゃんと整列していて偉い。娘も不安そうに整列させられている入学当時の写真があり、泣きそうになった苦笑 現在は当たり前に整列してお迎えを待っている。落ち着きは、ここ最近騒ぐようになったらしい。ずっと、猫をかぶっていた模様。お友達とふざけあって走り回ろうとするらしくて、そのお友達と離せば大丈夫と先生が言っていた汗 やれやれ。
幼稚園の影響だと思うこと
- ルールを認識
- 順番を待つ
- 自分のものを用意する
- 片付ける
- 時間を決める
- クレヨンの持ち方
香港のローカル幼稚園に通わせてみて
様子見なこと
- 黒人の先生を避ける
- アフリカ人の園児にまだ慣れていない
実は黒人の先生をあからさまに避けるようになって数ヶ月、年始にそれが解消されていた。一年前くらいから、やたら色に興味を持ち出して、今は自分の肌の色が薄橙だと言うようになった。(現在肌色とは言わない)
ヒスパニック系やアフリカ系の黒人も多く、ヒスパニック系は誰と誰が顔が似ていると言うことはよく言う。「○○くんと形が同じだねぇ〜(顔が似ているね〜)」と言う。
アフリカ系の子をまじまじと見たりして、少し動向が気になる。色は英語で言えるので、わざわざ皮膚の色を言ったりしなければいいけどと思っている。子供はその辺はよくわからないと思うが、少数派だと言うことは認識していて、もし娘が何かを言ったらその子がどう思うかわからないから、気に留めている事項である。
今の所とてもいいけど
色々とマイナスな事を言われるローカルスクール。宿題が多い、厳しい等でしょうか。
- 娘の幼稚園はフレンドリーでアットホーム
- 躾はしっかりしてくれてむしろ有難い
- 宿題があるからワークブックを買わなくて済む
私は、不評が多いことに娘が通って見てとても疑問に思います。厳しくはあるけれど、愛情がたっぷりですよ!日本を基準にすると色々違いは出てくると思います。
両親の教育方針が合う幼稚園が見つかれば、香港のローカル幼稚園はかなりおすすめです。