海外暮らしのストレスー思わず財布を隠した。中国でのできごと。
中国体験記、ちょっと人気みたいですので書いていきますね。
わたしも皆さんにお伝えしたいし。
思わず財布を隠した
中国の工場はそれはそれは巨大な工場でした。
日本の最大手の工場でしたので、一万人工員がいたんですね。
敷地内に寮もありますが、その外も工員のアパートだらけです。
工業地帯なので、世界中の有名企業の工場があるんです。
ある日、定時後にローカルの子にご飯を誘われました。
敷地内を出るといくつかあります。
そこで物珍しそうに見ていると、
女の子たちが麺にしようかと言ってきました。
殺風景な鰻の寝床の店前にお湯が炊かれた寸胴がひとつ。
その回りに乾麺や米の麺、生麺など何種類かありました。
よくわからないので、適当にインスタント麺のようなものを指差しました。
一杯5元しなかったなぁ。約60円
自分で払おうとしたら、むしろ全部払おうとしたら、
「私が払うよ~」とおごってくれました。
わたしはその日、経費をもらっていたので恐ろしい3cmくらいの札束が財布に入っていたんです。
折財布が折れないくらい。
もうなんか、
すぐに財布を隠しました。
それが同じ枠で語られてしまうことのひとつ。
お給料の違い、3LDKの高級マンションに住まわせてもらっていること、
また、日本人が普段どういうお店でどういう衛生管理のご飯を食べているか知らないんです。
見下しているわけではなくて、単純な"立場の違い"が
25歳の年齢が同じくらい子達にはわからなかったようです。
麺についてですが、
上に酸菜と言われるすっぱい漬け物のようなものをのせた麺です。
味は、まぁまぁ美味しかった。
だけど、衛生面では信用できず、
またスープも飲んでいいものか迷い、
少ししか食べられなかったんですね。
そうしたら、
「あなたはこれしか食べないのに、恥ずかしいわぁ!!」
と満面の笑みで言われました。
しばらく一緒にいると、ネタにされましたね。
衛生面に不安を抱えてるとか、口に合わないんじゃないかとか、そういうのは考え付かない。
実に素朴な子たちでしたね~