香港でマルチリンガル育児

「日本語が綺麗な」マルチリンガルを育てるブログ


生まれも育ちも日本の香港マニアが二児の母になり、
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【海外出産】帝王切開既往妊婦に対する国の認識の違い|香港で反復帝王切開


海外出産体験ブログ 帝王切開既往妊婦の香港出産

香港の公立病院で反復帝王切開にて出産

反復帝王切開の認識の違いに苦労

香港の全ての病院が同じ認識とは限りませんが、少なくとも公立病院の方針は香港の普遍的な医療価値観であるかと思います。



帝王切開既往妊婦への対応

【日本の標準対応】

第一子 帝王切開 → 第二子 帝王切開

【香港の標準対応】

第一子 帝王切開 第二子 自然分娩 

私は第一子を2015年に帝王切開で日本で出産しました。日本では、一人目が帝王切開の場合、二人目も帝王切開となる産院がほとんどです。それが私の「当たり前」であり「常識」でした。結果的に香港でも帝王切開でしたが、手術の予約にこぎつけるまでにそれはそれは長い道のりでした!

日本のV-BAC対応

日本は基本的に、子宮破裂のリスクから一度帝王切開で子宮にメスが入っている場合は第二子も帝王切開です。

  1. 反復帝王切開が主
  2. Vバック出産は子宮破裂のリスクあり=危険
  3. 緊急時に対応できる設備のある産院のみ対応

V-BAC Vaginal Birth After Caesarean

帝王切開の既往がある母親に対して自然分娩(経膣分娩)による娩出を行うことを意味する語。

香港のV-BAC対応

驚いたのは「子宮破裂のリスクは1/1000だから少ないんだよ。経膣分娩の方が出血も少なくて母体に負担がない」と言う発言。1/1000って多いですけど!?香港はこれは「たったこれだけ」リスクが低いと言う認識でした。

  1. 反復帝王切開が当たり前ではない
  2. 子宮破裂のリスク1/1000=リスク低い

むしろ反復帝王切開が危険という認識。

  1.  前回の手術による癒着の可能性
  2.  大量出血
  3.  長時間になる可能性
  4. →手術の難易度が上がる

しかもハイリスク妊婦だった私

毎回助産師やドクターと交渉三昧

特に私は再発した卵巣嚢腫合併妊婦です。またそれだけで腹を切る可能性が高いんです!「だから、一緒にして?」と何度も何度も毎回毎回交渉。百歩譲って、予定組むのはまだ早いと言われるのは納得でしたが、最終的にドクターと最終相談ができることになったのが35週目

しかも、35週目の検診でも日程は決められず、36週の臨月に入ってからようやく二週間後、38週目での帝王切開の予約が取れました。

認識の違いで国の差を痛感

何故にこんなにも帝王切開したがらないの!?公立病院だから?けっこう長い間悶々としました。私立病院は帝王切開を希望すれば希望は通るみたいです。ただ、今回は単純に希望が通らない公立病院だからというのは関係ありませんでした

繰り返し繰り返しリスクを言われ、ようやく帝王切開の予約がとれたからです。
香港は反復帝王切開よりも、自然分娩の方が母体に負担がかからないという認識だったのです。

逆に言うと、何故にこの妊婦はこんなリスクをのんでまで腹を切りたいのか?と思われました。

癒着は無い自信がありました。娘の時はベストドクターに執刀していただいたし、癒着防止シートも使っていたようだし、多分大丈夫でない?と。

日本人はリスクを極力回避する医療文化

日本人同士で話すと、1/1000で子宮破裂ってリスク高いよね!となりますが、香港人の医者は1/1000しか破裂しない、リスクは低いからという話になるんです。

嗚呼、これぞ国の差だなぁと。

これだけ分かり合えなかった理由出産直前で明確になりました。

海外に住んでいるんだなと実感した

自分の当たり前や常識で海外に触れていると、気づかないところですれ違い、それに気づかずにどんどんどんどんお互いが遠いところにいることってあるんだろうなと思い知らされました。香港はあまりにも住みやすいので、たまに海外に住んでいる意識が無くなる時があります。でも、国際結婚てこういうこと起きそうで大変そうだなとも思いましたよー。