香港でマルチリンガル育児

「日本語が綺麗な」マルチリンガルを育てるブログ


生まれも育ちも日本の香港マニアが二児の母になり、
ヒーヒー言いながら子育てをしているブログ。
表向き「マルチリンガル 」を育てていますが、
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卵巣嚢腫を二度の妊娠とも合併した私の話【体験談】摘出から再発、卵巣癌になるまで

 

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卵巣嚢腫が二度の妊娠とも合併していました

初めての卵巣嚢腫発覚は、2015年に第一子である娘を妊娠した時でした。私は香港に住んでいたため、香港での妊婦健診をはじめました。そこで「卵巣の腫れ」を指摘されました。「5cmのcystがある」と言われ、英語は多少できるものの医療用語はほとんど知りませんし、妊娠に関して問題があるのかととても驚きました。初めての妊娠で、つわりも酷かったため、不安で仕方なかったです。

私は卵巣嚢腫が理由で予定帝王切開で出産し、帝王切開時に巨大化した卵巣嚢腫も摘出。病理検査の結果、良性でしたが産後すぐ半年もしないうちに再発し、MRIをとりましたが積極的に悪性を指摘する所見はなく、再び経過観察でした。第二子を希望していたこと、年齢的なこと、海外暮らしなこと、一度破裂しなかったから今回も破裂しないだろうという根拠のない自信で再び強行妊娠し、第二子も帝王切開をして同時に卵巣嚢腫摘出にこぎつけた話です。

医療的な記事ではなく、体験談です。私の健康状態や、経験により自分で判断してきたものなので参考にはされずにあくまでも体験談としてお読みいただければと思います。

卵巣の腫れを初めて指摘された日のこと

2015年娘の妊娠時、香港での検診で指摘されました。

「Cystがあるねーーー。(英語)」と。

「は?何それ???」

医療系の英語はわからないので、はじめて聞いた単語でした。 

「それは何か問題があるの?」

「ん~少しね。数%の妊婦はあるね~」

不安のような、そんな大事でも無いような回答。 

「とりあえず、二週間後にも来て。小さくなる場合もあるからー」

診察後に「Cyst」という単語を即ケータイで調べました。嚢胞とか嚢腫とか出てきました。それが一体どんなものなのか、体にどう影響するのか、第一に妊娠にどう影響するのか、胎児は大丈夫なのか、私はどうなるのか、とてもとても不安で検索魔になりました。

症状や痛み、原因は?自然治癒はするのか

婦人科系は根拠のある自信があった

私は生理痛も全くなく生理不順もなく不妊もなく母も婦人科系は健康だったのもあり、婦人科系は自信を持っていました。すごく。

女性特有の病気の保険なんか見ても、私には一番関係のないことだと思っていました。

"あー、私、それ系は健康なので~縁がないと思います~"みたいな。

何の保証もないのに。

だから、とてもびっくりしました。そうはいっても、子宮なのか卵巣なのか、妊娠にどの程度影響するのかはさっぱり分からず。「Cyst」とだけ聞いたので、2週間後の検診では「子宮筋腫」「卵巣嚢腫」と漢字で書いて行って、どっちなのか紙を見せて聞きました。

そうしたら「卵巣嚢腫」の方だと。

なんとなく、子宮の中に何かあると怖かったので、卵巣なら大丈夫かな~と思いながら、経過観察をすることになりました。しかし、目安であった15週になっても卵巣嚢腫は小さくなりませんでした。

「明日か来週手術する!?」

「WHAT???????」

「もうお腹大きくなっているから、待てないの。やるかどうかすぐ決めてくれる?

やらないなら来月また検診に来て。手術について電話してね。」

(手術はやってもやらなくても良いってこと??)

もうわけがわかりません。夫や実家の母、信頼する友人に相談したりしました。たまたま夫が上海出張が入っていて、手術するにも一人。実家の母は、手術やるなら香港に来てくれる!(仕事があるのに)と言ったのですが、私自身妊娠中の開腹手術なんて怖すぎて決心できませんでした。

卵巣嚢腫の妊娠初期の開腹手術は珍しいものではないそうで、流産もほとんど無いそうです。 

だけど、海外でそんなこと言われても、決心がつきません。日本ならお医者様の言う通りにすぐに手術ができたと思います。

友人が香港で子宮筋腫と誤診されて、日本では何もなかったという話も聞き、誤診かもしれないという期待と、日本に帰らなくては!と翌日には帰国しました。母に地元の産婦人科に予約を入れてもらい、即検診。香港は内診をされないので、はじめての内診。

こーわーいーーー

しかも、先生が何人も入れ代わり立ち代わり見に来ました。 

医1「もう16週なるよ。16週の手術なんてやったことある?」

医2「いや、ないよ~」 

とカーテン越しに会話される・・・。どうやら院長まで来て、見たらしい。誤診でもなく、卵巣嚢腫は確定でした。でも、日本だからか、心はついていけていたと思います。ただ、日本でも手術しても、せいぜい12週までとのこと。16週までになっていたら、やらないそうです。

お腹が大きくなりすぎているとのことで、経過観察をし、出産は帝王切開ですることになりました。私のハラハラな妊婦生活は日本で継続されます。

卵巣嚢腫は運よく破裂はしなかったが巨大化した

妊娠初期には5cmくらいだったのが徐々に大きくなり、中期以降は15cmくらいになり、臨月の頃はもう胎児と一緒に大きくなってよく分からないくらい大きくなっていました。よく破裂しなかったな、と。

一度呼吸ができないくらいの腹痛に襲われ、母に車で運んでもらったのですが、結局赤ちゃんが骨のところに変な風にはまって痛かっただけで、赤ちゃんも自分も無事で3日で退院した騒ぎもありました。

卵巣嚢腫が破裂したら「ものすごく痛い」が目安だからすぐに病院に来るようにと言われていたので、夜に「破裂した!」と大騒ぎしましたよ苦笑

でも、結局そのまま平穏に予定帝王切開の37秋まで迎えます。

最終的に500mlもの液体が入っている卵巣嚢腫でした

帝王切開は赤ちゃんが出るまで意識がありますが、私も赤ちゃんがでるまで意識がありました。赤ちゃんが出てから嚢腫を手術すると言われていたので、そのまま会話を聞いていると執刀医の先生が驚きの発言!

「これ卵巣嚢腫じゃないよ!」

「え?え?(寝たまま)」

数秒後

「ああ、巨大卵巣嚢腫だ」

「ほっ」

そのまま私がうるさかったのもあり苦笑、麻酔が追加され眠らされました。そのまま気づいたら病室を出るためにカートを押されていました。とりあえず「あ、巨大卵巣嚢腫だ」だけ聞けただけでも安心しました。笑

術後に移動した病室に寝ていると、執刀医の先生二人が病室へ来てくれました。

「いや〜、あんな大きな卵巣嚢腫びっくりしたよぉ。でも綺麗に取れたから。」

「ありがとうございます!(歓喜)」

良性だと疑わなかった一度目の卵巣嚢腫

病理検査結果の日

「大丈夫ですよ〜。良性でした。」

「はい。(当然の如く)」

経過観察はしていきましょう、とのこと。また3ヶ月に来てくださいと言われました。

もう、これで二度とできないと思っていました。

再発率も高くないとネットで見ていたので。

すぐに再発した卵巣嚢腫

また3ヶ月後にきちんと婦人科に検診に行きました。産後のものではなく、卵巣嚢腫を摘出した後の経過観察です。

内診

「あるね。」

「またできてますか?」

「見た感じは悪いものには見えないから、経過観察でいいと思う。」

再発していたことに残念な気持ちと、卵巣嚢腫がそれほど珍しい病気ではないということでそれでも心は深刻にはなりませんでした。人間ていい方に考えるようになっていますね。

それから一年以上、卵巣嚢腫を抱えたまま生活をします。

相変わらず痛みもなく、生理不順もなく、不正出血もありません

MRIもして経過観察をしていましたが、同じように「積極的に悪性を指摘する所見はありません」との結果。

だから、積極的に手術する必要もないそうで、第二子を考えている30代の私は「いつまで経過観察するの?」と思い始めます。

強行妊娠!

ええい、第二子も妊娠してまた帝王切開で取ってもらえばいいや!二度も入院したり開腹するのは嫌だからいっぺんにやっちゃおう!

というリスクのある考えでした。

再発した卵巣嚢腫があれど、その時も痛みも生理不順も不正出血も不妊もありませんでした。

順調に計算通り子供を授かることもできました。

上の子がいたことと、香港好きとして今度は香港での出産に挑戦してみたかったので、香港にて予定帝王切開、そして再発した卵巣嚢腫摘出が私の中での理想でした。

香港の公立病院で検診をしていたので、私立病院のように自分の思い通りにいくわけではありません。そして他の記事で詳しく話していますが、医療の価値観の違いで帝王切開後は自然分娩を推奨してくるため、ギリギリまでかなりもめました。

monmishe.hatenablog.com

妊娠直前に日本でMRIをとり、悪性の所見はないことがわかってはいましたが、香港は香港でこの嚢腫を帝王切開で臨月まで温存するなら、癌であるリスクも覚悟するようにと言われていました。

卵巣嚢腫は90%が良性ということもネットで調べていましたし、まさか悪性であるとは思っていなかったので、自信を持って「OK OK」と答えていました。

再発した卵巣嚢腫も無事に帝王切開時に摘出

香港にて帝王切開で第二子を取り上げた後「今から卵巣嚢腫の手術をするわね〜」手際よく取ってもらい、私は「これで終わりだー!」と一安心。

二度も再発をしているから、卵巣ごと取ってしまう手もあったのだけれど、そこまでする段階でもなかったため、その時は嚢腫のみ取ることが正解だったと思います。

この時は、卵巣嚢腫のみ取って、卵巣も二つ、卵管もそのまま、子宮ももちろんそのまま取らずにいました。