そしてこれからも転がり続ける香港に想いを馳せる
香港の状況について
それぞれ、香港に対する思い、政治の価値観、今回の騒動に関する意見があると思います。そもそも私もそこまで細かい構造まで認識できていないので、上部だけの、騒動に対する感情しか述べられません。つまり、あまり関わっていない一般市民くらいの立場です。だから、是非の弁別もできなければ突っ込んだ意見もありませんです。はい。
そんな、どんな立場でもないただの主婦の思い・・・。
訳がわからなくなってきた感
もはや黒服に反感が出てくるのが白服の狙いらしい
黒服が市民の生活まで妨害するようになったのは、きっと意味があるんですよね。何もなく過ごしている人に目を向けさせたり、収拾がつかなくなって政府を動かしたいんだろう。
でも、普通に生活している人にとって、迷惑でしかありません。政府庁舎前を占領して声を発することに意味があっても、全く関係の無い地域で暴れるのはどうなのか。
先日は警察に不満がでたため、警察署を襲撃しましたよね。新界の屯門まで。
我が家からも警察署が見えます。怒号が聞こえる中、レーザーポインタで照射したり、何かが投げ込まれて煙が出ていました。
その横で、普通に料理を作る私。
この差。
結局、夜遅くまでドンパチやっていました。
平和な香港が!と嘆く日本の人たちに違和感
これらの騒ぎは、日本でも報道されていましたね。ニュースでほんの一、二分くらい。こちらでも情報が錯綜している中の、簡素な報道をまともな感情で見られなかったし、香港に来たことがある日本人が「あの平和な香港が!」と嘆いているのにはとても違和感。
そもそも香港て、いつ平和だった
日本人の平和の定義は、多分世界とは違う気がする。
私は、混沌とした香港に憧れを抱いていました。ハングリー精神とか簡単な言葉じゃなくて、貪欲で絶望的で刹那的な香港に色気を覚えた私は、今この瞬間、これが香港だよなと感じています。
転がる香港に苔は生えないんでしょ。
だから、人々が何かに怯えて、自分の理想を必死で守ろうとする姿は、強烈に香港臭くて全否定できないのです。
いつだって、誰のものでもない香港。これからも誰のものにもならないんだと思う。追いかけられて追いかけられて、形を変えながら包み込み、生暖かい湿り気のある香港の風のように不快で生臭く私たちを魅了していくんだと思います。
だから、大丈夫。
おい、おま、香港映画じゃねーんだから!的なシーンの数々に、私は愛しさと切なさと心強さを感じてしまう。
え、今の感情そのものやん!やっぱTKすげー