香港で出産を決断!前日入院していよいよ公立病院で産む
出産前日に公立病院へ入院!
第一子は日本にて帝王切開で出産。第二子は今回香港にて同じく帝王切開で出産しました。日本では、産後の豪華ディナーの出る病院で出産し、今回香港では公立病院で出産しました。
初産だったら勇気が出ないです!今回は長女もいましたし、長期に渡る幼稚園受験や、2歳という貴重な時間に父親と長く離すことも好ましくないと考えたこともあり、香港での出産を決断しました。
とは言っても、ギリギリまで迷いましたよ~!
入院当日の様子
自分で入院手続き
帝王切開、入院病棟の書かれた紙を持って、指定の時刻に自分で入院登記カウンターへ行きます。普通分娩の場合は破水してしまったり陣痛が来た人は家族が手続きし、その間に妊婦は産科病棟で診察です。
私は産気づいたわけではないので、自分で手続きへ。
携帯を持ってきてはいけないと書いてあったので、没収されたら連絡がつかなくて困るため、夫も入院日から産休をとってもらいました。
香港では父親は3日間の産休を取得できます。
土日を挟んで5日間のお休みが取れたので、その間に入退院ができました。
実母に来てもらっていたとは言え、娘のケアが心配だったので、夫が長く休めて本当に良かった!!
入院手続き時に、私の名前が書かれたシールのシートや入院時に使うカルテのようなものを渡されました。
そのまま直接産科病棟へ
産科病棟(産前病棟)へ行きます。
そこで血圧や赤ちゃんの心音を聞いた後、病院着を渡されてベッドへ案内されました。
そこは、産前病棟なので切迫の人や妊娠糖尿病などの入院妊婦もいました。
隣のインド人の人が食事の指導を受けていて、今日退院ね~と言われていたのでわかりました。ちなみにお昼寝の時点でそのインド人のいびきがうるさくて!夫に午後の面会までに耳栓を持ってきてもらうようにしたのですが、その日のうちに退院して行ってくれたので一安心しました笑
暇な時間をゆっくり過ごす
屯門病院の面会時間はお昼の0時~13時、午後の5時半~8時半まででした。
私は早朝の入院だったのですが、夫は面会時間では無いからとすぐに帰宅するように言われてしまい、私は空腹で飢えることに。
朝ごはんを食べて来たのですが、おやつとかは何も持っていなかった!
まだお腹がすく妊婦です!!
お昼に母にお弁当を作って届けてもらうことにしました。
急に言って家にあるもので作ってもらったのですが、
久しぶりの母のお弁当、嬉しかったです。
帝王切開についての説明
時間になるとドクターによる診察が回ってきます。
娘が風邪で入院した時と同じです。
それから、帝王切開のリスクについてのプリントを何枚かもらい、手術について説明をされました。
- 手術が難しい可能性
- 切るときは前回と同じ傷口を使うこと
- 麻酔は腰に下半身麻酔をし、最後まで下半身麻酔
日本では、赤ちゃんと対面したら全身麻酔に切り替わります。私は赤ちゃんを取り出したあとに卵巣嚢腫の手術があって、手術が長いこともありました。
ただ、香港人の知り合いに香港の帝王切開は最初から全身麻酔と聞いていたので、あれ?産声が聞けるんだ?ラッキーと思いました。
でも、今回は最後まで下半身麻酔と言います。
手術は長いというし、なんとなく怖くて
私「全身麻酔にしてくれないか?」
ドクター「出産は下半身麻酔だけど。産声聞きたいでしょ?」
私「じゃあ卵巣嚢腫の手術から全身に切り替えて」
ドクター「じゃあ凄く長くなりそうだったり、気分が悪くなったりしたら寝かせてあげるよ。」
と言われました。
卵巣嚢腫への対応
卵巣嚢腫の手術についての説明もありました。これは切ってから見てみないとわかりません。一緒に切り取る予定
- 悪そうな感じだったら(見た感じ癌とか)広範囲で取る可能性
- 今回は取れなくて新たに手術が必要な可能性
- 切り取れたら病理検査に出して後日レポート
日本では
日本の場合はもっと言葉を濁す感じでした。日本の産科は訴訟が多いようで、後からクレームを言われるのが怖いのでしょうか。
- 卵巣嚢腫は切る"方向"(切らずに閉じてしまう場合あり)
- 卵巣自体を切る可能性もある
確実に切りますとは最後まで言ってくれませんでした。
2015年、娘の時の卵巣嚢腫は結局20㎝まで成長!
500ml以上水が溜まっていたようです。
卵巣嚢腫の中でも一番軽いもの。
良性のものでした。
この時は娘を取り出した後、
お医者さん「あ、これ卵巣嚢腫じゃないよ」
私「え!?え!?え!?」
お医者さん「あ、やっぱり巨大卵巣嚢腫だ・・・」
私⇒全身麻酔注入、寝かされる
日本も香港もほぼ同じ対応
合併症である卵巣嚢腫への対応については、ほとんど同じようだった気がします。両方とも、確実に切るかどうか確実なことは言わない、言えないのでしょう。
日本でも個人産院では無く、大きい産院で産んだので検診時は毎回違う先生でした。
香港も毎回違うドクターです。
これも賛否別れると思いますが、私のような合併症妊婦は気持ち的にたくさんのお医者さんに診てもらえる方が色んな意見が聞けるので、個人病院よりは安心します。
とにかく無心で一夜を過ごした
帝王切開まではとにかく何も考えないで過ごしました。考えると怖いし、ストレスにしかならないですしね。
いただいたお守りを眺めながら、娘のことを考えたり。
一つは夫の会社の総経理から。一つは義父から。
朝、娘には
私「ママお買い物行ってくるね~!」
娘「ママ行ってらっしゃ~い♬」
と出てきました。
娘と4日も離れるのは、今回がはじめて。
というか、1日も離れたことはない。
だから、そのことを考えるのも寂しくなるので、
娘のことも寂しくさせてるかなとかマイナスなことは考えず、
いままでのことや最近の成長をゆっくり考えていました。
「明日、緊急が無ければあなたが一番ね!」
と言われ、
一夜はすぐに過ぎます。